釜山駐在中の神奈川のスーパーマニアwindypapaさんのシステムを聴かせていただきました 2014.04
神奈川から転勤で釜山に
神奈川から転勤で釜山に単身赴任中のwindypapaさんは、オーディオ歴は長くないものの、物凄くアクティブで、ブログからも機器更新の熱心さに感心してしまいます。
もともとはハイエンドオーディオ志向でマークレビンソンとかを使っていらっしゃったとのことですが、釜山で地元マニアと交流するうちに真空管オーディオにすっかり嵌ってしまったようです。
事前にブログから連絡を
事前にブログを拝見してミニオフを申し込んだら快く承知いただけました。
待ち合わせ場所は、ロッテ百貨店のロダンの像のレプリカ前で、分かりやすいと同時に、いかにも韓国チックでした。
後日、指南役の李さん宅を訪問しましたが、真空管オーディオというより超本格的アンティークオーディオ志向で、なんでも朝鮮戦争の関係で米軍放出品物資が入手しやすかった歴史があり、日本より遥かに米国系真空管やパーツが恵まれていたそうです。
その後はヨーロッパのコネを使って現在ではドイツ系の真空管やスピーカー、パーツの貴重なものをふんだんに取り入れています。そうした凄い李さんという方のご指南を受けているので、日本のマニアにはなかなか見られない(見たことない機器も)方向性のシステムです。
システムです
システム全景です。
高層マンションの中は、日本とは違ってリビングがとても広い造りになっています。壁も床も大理石で、響きのコントロールは大変そうですが、思ったほどでもなく、何よりも広さを活かして機器を全て床に時下置きしています。広さといい、平面展開といいとても羨ましいです。
メンテナンスは楽そうですが、本当に贅沢な配置ですね。
さっそく試聴
さっそく聴かせていただいた音は、意外にも当時の自分のシステム(メインシステム)と音の傾向が似ていました。ハイスピードというか、音のメリハリがはっきりしていて、明らかにコーンの動きと制動に優れているような音です。
私のメインシステムはドイツの励磁型ビンテージシステムを後面開放で、こちらは平面バッフルということや真空管駆動ということで共通点はあるのですが、そのためでしょうか?
美しい平面バッフルの後を拝見すると、ツイーターが上を向いています。音場型を狙っているのでしょう。これいいなあ!と思いました。日本では、雑誌やネット含め見たことがない製品で、スタイルも始めてみます。日本で見る平面バッフルは、マニアの武骨なスタイルですよね。
ルビジウムクロックも共通点
自作系DACを使用していたり、当時はシステムから外れていましたが、ルビジウムクロックがあったり、共通項も多く、オーディオ談義が大いに盛り上がりました。
当日は、フォノイコライザーのハムが取れないというので悩んでおられましたが、ブログを拝見すると、毎日のようにシステムは更新され、すごくアクティブなオーディオライフを楽しんでおられるようです。入れ替わりの多いシステムの割には、当日もまとまりのある良い音に感じました。
百十番は、最近ではオーケストラ音源のホールトーンの再生を課題にしていて、もう少しデッドな空間が良いなと思いつつ、日々パーツやら荷物が増えて逆の結果になっています。という訳で、その辺りもうらやましいのです。
こちらは、自作系DAC