2008 A&Vフェスタ速報 自作オーディオ自慢大会のレポート(2008.2.23)

(2020.4追記)2008年の2月に開催された「2008 A&Vフェスタ」の「自作オーディオ自慢大会」にリスナーとして参加した直後のレポートです。記録としてこのページを残しています。
自作のジャンルは、アンプや真空管アンプに限定していないので、様々な作品が展示発表されたのですが、その中で真空管アンプを中心に見学しました。
もうあまり記憶が残っていないのですが、会場の関係で、あまり良い試聴環境ではなかったようです。また、発表(説明と音出し)は当然ながら、その作者の時間帯に行かないとならないので、たまたま音まで聴けたものと点字のみ見たものを記録しています。

1.12E1/5693・QUAD型プッシュプルアンプ

工作が綺麗です。
球や回路にもオリジナリティがあり音は聴けませんでしたが一票を投じました。
(2020.4追記)このアンプに使用されている12E1というのは、欧州製のトッププレートの大型ビーム管で、元々オーディオ用に作られたものではありません。トッププレートというのは、写真で見るように真空管の頭に電極があるもので、配線の手間も増えるので、やや不人気でその分コスパが高いといわれます。元々オーディオ用の管でないものをオーディオ用にアレンジするのも、不人気管の使用ということでコスパが高く、ダブルでお得ですね。

シングル(三結)で使っても、8Wと300Bクラスの出力が得られ、魅力的です。音も、この手の非オーディオ管にしては良いようで、その後人気もある程度出ているです。本記事加筆時の価格を調べると、アムトランスさんで、マッチドペアの新品が、¥13,600 (税込)となっていました。格安ではないですが、ビンテージ管ですので手頃ですね。

さらに、このプッシュプルアンプはQUAD(クオード)型とのことです。KT66プッシュプルアンプで古くから人気が高いクオード社の人気アンプの回路をアレンジしたもので、一般的なプッシュプルアンプとは、出力トランスの使い方(もしくは出力トランス自体)が異なるものです。クオードのアンプは、何度も復刻されたり新型が出たりで、本当に人気があります。昔ある方からは、「暖かい魅力的な音」と聞かされました。

やや隠れた銘球を使って、クオード型という高度な回路で作るというのは、いかにも上級者だと思いました。今でも聴いてみたいです。

2.VT-25プッシュプルアンプ

こちらは試聴できましたが、会場がうるさくよく分かりませんでした。
主催者側の奮起を促します。
(2020.4追記)トリタンフィラメントの送信管VT25を使用したプッシュプルアンプですね。VT25は、何故か美しさを感じます。かっこいいです。送信管なのにオーディオ出力管のようなフォルムで、トリタンという明るく光る送信管独特の個性があり、トリタンの音も主観ですが歯切れが良い印象を持っています。
トランスも特注とのことで、カッコ良いですね! 以前、あるマニアの奥様が、オーディオ出力管の光を見て「お線香のようだ」と評されたそうで、的を得ていると思います。私も含めて、真空管アンプに興味を持つ前は、大型管は大きさに応じて明るく光るのではないかとイメージしてしまいます。実際の光を見て「そうなんだ」と理解が一つ進みます。
これも、すごーく聴いてみたい&欲しいタイプです。

3.F7001 300Bシングルアンプ

見た目オーソドックスな300Bシングル。
この手は聴かないとなんともいえないですね。(聴けませんでした)
(2020.4追記)F7001というのは、コアにパーマロイを使用した、自作アンプとしては定番の田村でも高級な出力トランスです。回路に工夫したというより、良い部品を使って高音質狙いというコンセプトだと思います。
特に300Bシングルというのは、マニアなら誰でも1台所有しておきたいと言われるほど人気定番なので、どうせなら良い出力トランスのモノを、という思いはよくわかりますね。

 

3.PCL86三極管接続ビール缶アンプ

一転、展示だけでも楽しめる作品です。
他にも石のアンプや、自作スピーカーなどが展示されていました。
一部の作品のみ飛び飛びのスケジュールで試聴させていました。
折角なので、1コマだけでもセミナー化して欲しいです。
運営はボランティアを募ればよいと思います。
(2020.4追記)出ました。ウケ狙いのビジュアル系。今見ても素敵ですね!ですが、超三極管接続(超三結)というのは、物凄くコスパの高い回路で、安価な部品や真空管を使用しても良い音がするので定評があり、これを中心としたマニアの会(手作りアンプの会)も存在します。以前はイベントにビジターで参加したことが何度かありますが、ユーモア満載の楽しい会です。

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