「2008A&Vフェスタ」レポート(2008.2.23)

☆特別レポート「金田アンプ・DAC試聴会満身レポート」はこちら☆

会場はパシフィコ横浜

オーディオを始めた頃は、あらゆるイベントに顔を出していました。最近は以前ほどではなくなりましたが、2年ぶりにA&Vフェスタに行って来ました。初日の翌日UPの速報です。

 

会場はパシフィコ横浜。以前(一昨年)は展示棟でしたが会議棟に会場が変更されていて、個室で落ち着いて試聴出来る場所が増えてGOODです。

 

おなじみのメーカーは

おなじみのメーカーではソニー、ビクター、パイオニアがブースを出していましたが、ケンウッド、オンキョーは出展なし。特にデノン・マランツグループが出ていないのは悲しい。

ビクターのブースでは、K2の担当者から技術の解説を聞いてみました。

超高域の補正技術としては他社と違い、スタジオでの各楽器の音の解析など、実際の音を中心にした技術であるため、音楽のバランスが崩れないとのこと。

我々マニアが、これをシステムに組み込みやすいようにPCソフトでの配布とか、機器(DACとかPCオーディオ)の発売をお願いしました。(検討しますと言ってくれましたが、、)

 

自作品の展示・試聴・人気投票

 

今回の企画として、自作品の展示・試聴・人気投票がありました。何か出品すればよかったかなあと、考えたりもしましたが、出品作品を見て、気合の入った秀作揃いなのを見て、その考えは失せました。

音だけなら負けないんだけどなあ。
(出品作ミニレポートはこちら)

 

個室の試聴を巡回

今回は、個室の試聴も多く、ガレージメーカー系とか新規参入組、ベンチャーなどの注目出品も多かったので、ホームシアター関係とSACDマルチ、DTS、HDオーディオなどのサラウンド関係は回るの諦めました。

サラウンドは大変興味があり新しい情報はこのフェアならではなのですが、試聴の整理券貰うのだけでも一苦労。セッティングだけでも大変ですものね。

 

 

サウンドデザイン

最も音が良く思えたのはサウンドデザインさん(有限会社サウンドデザイン)です。一昨年のハイエンドショーでも数多くの出展の中でベストと感じました。原木くり抜きの大型スピーカーはともかく、デジタルアンプが秀逸です。ソニーのS-MasterPROに高品位の電源などをパッケージしたものです。

FOBS D05(525,000円税込)
定格出力:100W×2(4Ω)適合スピーカー4Ω以上
32KHz~96KHz、24bit自動対応のデジタル入力とアナログ入力でプリメインアンプとして使用可能。

宣伝費貰ってるわけではありません(笑)。

デジタルアンプらしく、石臭くなく、球臭くも無い中庸でさらっとした音味ながら、大変な高品位ですべてにすばらしい。ソニーのデジタルアンプユニットは、聴感上デジタルアンプでは不足に感じる超低域を補正したものです。この製品は買えないけどソニーのアンプは欲しいかも。。

(2020.5追記)サウンドデザインを運営していた、元ソニーの有名技術者、石田正臣さんは、2013年8月に急逝されました。サウンドデザイン・石田さんのファンクラブのサイトはまだ残っていて、訃報が掲載されているのでリンク>>をご紹介しておきます。その後、検索しても同社のサイトはヒットしません。活動は終了しているようです。あちこちのイベントで試聴させていただき、音質も大変気に入っていたので、とても残念です。石田さんのサウンドデザインで開発されたノウハウが、何某かの形で後世に引き継がれていることを期待しています。

 

TAD

お待たせしました。今回の期待のTADです。パイオニアから分社化して、参考出品のパワーアンプ(内容分からず)で鳴らしていました。各国各地のフェアで絶賛されているもので、一度聴きたかったものです。

これを聴くまでは、自分的に今回の最高得点はまたしても上記のサウンドデザインかと思っていましたが、これはちょっとプロ用という分野の違いを感じさせます。車で言えばF1。

市販車とは違う領域です。現在はTADも民生用に量産体制なそうなので、日産のスカイラインGT-R(レーシングカーを市販パッケージということで話題)見たいな感じでしょうか。

インプレッション

全てに優れています。デモもCD良しアナログ盤良し、音が立体的で楽器が見えます。音の立ち上がり、アタックに優れさすがにTADです。スケールが大きいため、オーディオというよりも映画館とか展示会を連想させるまさにプロの音です。

 

サウンドマイスター

サウンドマイスターの展示

(2020.5追記)こちらのメーカーは、すでにリンク切れしており、検索しても情報がありません。廃業された可能性が大です。記事は資料として残しています。

またまたお待たせしました。我らが真空管アンプです。サウンドデザインのデジタルアンプ、TADの世界注目スピーカーと聴いて、今回のMVPは以上でオシマイかと思いながらまだ聴いていないところを歩いて見ました。

こちらはサウンドマイスターさんです。自作派の中でも話題になっているファインメットコアを使用した300Bppです。他にも45と2A3のppと普及価格の6V6pp、そして300Bと2A3のシングルがラインナップされています。

RV-300BPP:出力21W548,000円

出力18W458,000円

RV-45PP:出力5W428,000円

PD-6V6PP:出力15W79,800円など

トランスのみの販売もされています。

真空管アンプも負けていません。このアンプはかなり良かったです。真空管らしい艶のある音ながら、ファインメットの効果か大変高品位でバランスも整った音です。ファインメットで組んで見ようかなあ、と思ってしまいました。

 

maxell

(2020.5追記)すでに、本機及びオーディオ系は撤退されています。この当時も、かなり無理して社内説得して始めた事業と言っていましたので、ヒット作にならず撤退になったのではと類推されます。大企業で何かするのは大変です。記事は資料として残しています。

続いて、自分の使用中又は所有している機材の展示ブースにて、メーカーの方とお話して見ました。直接開発されている方々とお話できるのは、フェアならではの楽しみですね。

maxcellのオーディオ製品展示

マクセルさんです。元々オーディオの機器のメーカーではなく、メディアのメーカーということでこの手の出展は珍しいです。

今回も主催者のテーマ展示コーナーの一角での、いわば共同出展です。展示のi-pod接続のタイムドメインシステムもなかなかの秀作と感じましたが、当HPでも絶賛のヴレゾンはパンフレットのみ。寂し過ぎます。

担当の方と話してみましたが、元々がオーディオ機器メーカーでないため社内的にちょめちょめ(同じサラリーマンとしてよく分かる話です)とか、製品の中身はちょめちょめとか公開出来ない秘話もゲットしました。

とはいえとても優秀な技術のライセンスを持っているので我々オーディオマニアを納得させる商品化をお願いしますと激励しました。

 

第一通信工業

第一数信工業のAVフェスタ展示2008

第一通信工業さんのブースでは、ジッター除去機として使用中のMD550についてお話しました。この頃は、ジッターについての情報が乏しかったので、お話は大変参考になりました。事前に想定していた話をぶつけると、案の定、別の機材として開発したらジッター除去が副産物として出来たということが聞けました。

 

ラステーム・システムズ

(2020.5追記)その後いろいろあったらしく、現在はアムレックという会社になっています。日本の小型デジタルHifiアンプの草分けですね。

実験用に購入したデジタル入力対応の低価格デジタルアンプの株式会社ラステーム・システムズさんともお話。「値段安すぎましたね」といいましたら、「そうなんですよ」と頷いておられました。

近日発売の上位機種RSDA904は、90W×4チャンネル(バイアンプやホームシアターに対応可能)のデジタルアンプに加え、2ウェイ~4ウェイのチャンネルデバイダーとしても使用可能という優れもの。デジタルイコライザーとしても使えそうだし、自作スピーカーの方にお勧めですね。

我が家の実験では、バイオリンやピアノの倍音(超高域)がCDのデジタル入力では元々CDに欠落しているためNGでしたが、アナログ入力ではGOODでしたとご報告しました。

アナログ入力はADコンバーターのサンプリング周波数が96kなので理屈どうりの結果という結論。デジタル入力も隠しモードで96K対応可能という貴重な情報を頂きました。フェアならではです。

2008年のみなとみらい、AVフェスタにて

 

会場から見た、横浜みなと未来の黄昏です。

 

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