真空管オーディオ国民システム構想その2(2014.11)・・・超ハイコストパフォーマンス

真空管オーディオ国民システム構想その2(2014.11)・・・超ハイコストパフォーマンス

「その1」から3年、安価な良品を気軽に入手していたら、凄い組み合わせができちゃいました。以下その後報告です。(価格は執筆時)はっきり言って、このシステムを導入すれば、音のクオリティは鉄板ハイエンドクラスです。

 

(1)音の入口 — USBDAC

iDSD micro(¥71,200)※その後、バージョンアップした「ブラック」が発売されています。

 

<レビュー>

自作DACは24bit96kまでだったのと、DACの新世代ともいえる高性能チップが出てきたので、凄く評判の良いフィデリックスのカプリースを導入。

ついで、ルビジウムクロックを導入したため、外部クロック対応のRMEのFF400に変更。数十万クラスの超人気機種を渡り歩き、大変満足していました。

しかし、時代は変わり、ハイレゾがブームとなると何としてもDSD対応の機種が欲しくなります。
そこで登場したのが本機。これもオーディオ誌やネット上で大評判の人気機種です。

しかし、これまでの機種からすると、安い!機能の割には、もっと安い!最近大量に発生しているPCオーディオのヘッドホン族がターゲットで製造ロットも多いためと類推できます。

PCMも今までのチップでは捨てていたデータ領域(もったいない)まで再生するそうです。バッテリー駆動というのも惹かれました。

詳しくはググってください。それまでのレベルも高かったのですごく向上とはいきませんが、文句のないサウンドです。

レベルが高いので、圧縮も非圧縮もハイレゾもあまり差がないように聴こえたりします。

進歩は恐ろしいもので、ルビジウムクロックを上回る性能(オーディオ領域)の水晶が安く出たそうで、ジッター対策も進んでいて、今までの苦労は何だったのだろう、などと思えます。

トラポはPCでOKです。外部デジタル入力もありますので、CDプレーヤーなども使えますよ。

 

(2)音の隠し味 — プリ(ライン)アンプ

 

+(加えて、このアンプの整流ダイオードをSICに)

SiC MOSFET 「SCT3xxx xRシリーズ」- 4端子パッケージ採用 耐圧650/1200V ROHM – CoreContents

SiC MOSFET SCT3xxx xRシリーズの購入はこちらから ローム株式会社は、高効率が求められるサーバー用電源や太陽光インバータ、電動車の充電ステーションなどに最適なトレンチゲート構造のSiC MOSFET 「SCT3xxx xRシリーズ」6機種(650V/1200V耐圧)を開発しました。 今回新しく開発したシリーズは、SiC …

自作12BH7A SRPP(材料費¥3~40,000)

 

 

<解 説>

アンプ本体に関して詳しくは、作品集のページをご覧ください。2年位前から自作界で話題となっているSICの整流ダイオードがあまりにも評判が良いので、それまでのFRDから換装しました。これは、かなーり吃驚!!!明らかにワンランク品位が向上しました。原理的にも整流ノイズが大幅に減るというものです。

おそらくこれからのオーディオ機器の電源は、これに置き換わっていくことでしょう(断言)。メーカーによって多少音は違うそうですが、秋葉で入手できるローム電子製を導入しましたと、ここで国民システムといいながら、自作しない人には敷居の高い機器になっています。

でも、朗報。

(1)のUSBDACには、プリアンプモードがありますので、まずは、それを試すという方法があります。私は試してないので、お試しになる方は当方までご報告お願いします(無責任?)。

ただし、次のパワーアンプに行く前に真空管を通すことを推奨します。真空管のラインアンプやバッファアンプは、最近はいろいろ出ていますので入手しやすいと思います。でも、出来れば整流ダイオードはSICを強く推奨します。

 

(3)パワーアンプ — 中華デジタルアンプ

FX-Audio『FX202j』

(2020.3追記・修正)『FX202A』(当時¥3,280で激安)から始まって、中国製FXオーディオの2020チップ搭載のアンプをいろいろ買って試してきました。2020チップというのは、米国トライパス社のTA2020デジタルアンプ(D級アンプ)用チップのことです。トライパスはとっくに倒産しているのですが、パチンコ台用などに大量生産されたらしく、倒産後も多くの製品が中国で生産されていました。偽物チップとか、ライセンス生産とかいろいろな噂もありますが、真偽のほどは分かりません。

写真は、FXオーディオと提携して日本向けにオーディオ部品をカスタマイズしているNFJ(ノースフラットジャパン)が、新品のTA2020チップがなくなるということで、最後に販売(以降の製品は中古チップ)したFX202jの最終ロット(何と第9ロット)です。

折角なので、2台購入してデュアルアンプで駆動しました。このあたりは、1万円未満の製品が多い中国製デジタルアンプなので、気軽に試すことができます。FXオーディオ以外にも、当時S.M.S.L 『SA-36A』(当時¥3,980)というのを同じ2020チップ搭載で購入したりしました(高音用と低音用の上下でバイアンプも試しました)。

中国製のデジタルアンプは、当時は円高で爆安でしたが、今でも十分安価なので、国民機としてピッタリではないでしょうか。百十番は、フェイスブックのこうした中国製品愛好家のグループ「China made small audio Mania」(プライベートグループなので一般の方は見られません)で情報交換して楽しんでいます。

<解 説>

TA2020を使用した中国製の超安価な12-20W程度のデジタルアンプ(Dクラスアンプ、PWM、フルデジタルアンプではない)です。

どこがオリジナルかわかりませんが、同じような外見で、中身も同じような製品が中国のあちこちの会社から大量に生産されて安価に流通しています。上の機種は、そうしたアンプに目を付けた日本の会社が、あれこれ注文をつけて、日本製やヨーロッパ製の高音質パーツを入れたり回路をいじったものです。

ブラボー!

くわしくは、中国デジタルアンプの研究ページへ。

安いのですが、発売日に瞬間で売り切れる人気なので、入手はヤフオクなどの中古になるかもしれません。私は円高のときにSA-36Aを中国から直購入したので、送料(郵便)入れても3千円しませんでした。笑ってしまいます。

FX202Aは中古でやっと入手しました。ちなみに、研究ページではそんなにも高評価ではありません。月刊STEREO付録アンプのLXA-OT1をカリンケースに入れたアンプの方が、当時使っていた励磁(フィールドコイル)スピーカーでは相性がよかったのです。とにかくスピーカーが高能率でしたから、低出力がちょうど良かった。

一方で、今回のシステムは次のスピーカーが、低能率なので、10W以上の出力のこちらの方が相性がよかったのだと思います。弦楽器の倍音が美しく響きます。それと両機の差は有りますが小さいです。

これらのアンプの電源は、ACアダプターによってコロコロ音質が変わるので、いろいろ試すことをお勧めします。百十番は旅行用のAC-M1000(当時¥2,138)というのを気に入って使っていました。我が家の場合、電源のノイズが多いため、更にオーディオデザイン製のDCアダプターを導入しましたがかなりお高い。また、このメーカーは性能は良いがサービス精神に欠けて、企業人としての姿勢を疑います(職人肌だけに製品は良かったりして、こういう人オーディオ業界に多いですね)。

 

(4)スピーカー — Ls3/5a

 

(¥138,000より)

<解説>
国民システムその1から変更ありません。ここは鉄板です。少々お高いですが、このスピーカー以外では弦楽器の倍音は保障できないのです。オリジナルやレプリカなど、いろいろ販売されています。中古も程度の良いものは安くないです。

しかし、一生物で世界的に評価が安定した超銘器です。私は、スペンドールのオリジナルの中古を入手して使っています。コツですが、100均のミニウッドブロックがいい感じです。

 

(5)まとめ

ケーブルやアクセサリーは別途良いものをお使い下さい。入門者が一から買うのは少し大変ですが、ちょっとづつ買ってエージングしては音の変化を確認するのは、これまた楽しいものです。では、機材の総額をはじいて見ましょう。(これ以外にネットショップの送料などがかかりますが)

・DAC¥71,200
・プリ ¥30,000
・アンプ ¥3,280
・ACアダプター¥2,138
・SP¥138,000
合計¥244,618

という訳で、25万円程度で、100万円程度、いやはるかにそれ以上の音が手に入ります!ご参考に!

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