私のオーディオ論(ちょっと良いことを書き込みました)

私のオーディオ論(ちょっと良いことを書き込みました)

オーディオは何故、何を変えても変わる?

機械メンテナンス業の方が、私の参加するフェイスブックのオーディオ系のグループで発言(質問)しました。産業機械は、部品を変えてもメーカーが変わっても動作に変化がないのにオーディオは何故、何を変えても変わるのか?という本質にかかわる発言です。

私の持論はしきい値

これに対して、私の持論を書き込んだのですが、ちょっと良いこと書いたかな、と思うのでこちらに要約を記載しておきます。

見方を変えて、持論を記載します。
「しきい値」の問題だと思います。
機器、機械類ですと、例えば計測値が「1から100をA」「100超から200をB」「200超から300をC」などと設定(意識するかはともかく)しますので、ABCの変化は割とはっきりしており、メーカーや部品が変わっても同じ動作をします。
一方で、オーディオは最後は人間の耳ですので、場合によっては現存する測定器よりも緻密な変化を感じ取ります。
個人差は大きく、一般的には非オーディオマニア→オーディオマニア→耳の良いベテランオーディオマニアの順に、感覚が鋭く、しきい値の幅が細かい。
人間の場合、機械や測定機よりも体調による変化など安定性には欠けますが、機械工学で定義する変化とはしきい値設定の点で違っている、という風に考えます。

以上です。

異論、反論お待ちします。

オーディオ自作派の3つのタイプ

自作派なので、上記の「人間の耳」Vs「測定値」については、よく考えさせられますし、マニア同士の話の俎上に上がることが多いです。オーディオマニアで特に自作派は、3つのタイプに分類できると思います。

1)測定値重視派

意外とこういう人います。サイトやブログをやっている人だと「駄耳」という言葉を使うタイプです。人間の耳はあてにならない、特に自分の耳では、細かい違いが判らないと考えている人です。

電子工学系など、理系の方に多いと思います。そうでないマニア同士の会話(つまり陰口、すいません)で「電気や」などと揶揄することもありますが、軽蔑というよりは、ああ成程そのタイプね、という一言でピンとくる言い方として使います。

傾向として、こういう方の製作ブログなどを読むと、創意工夫にあふれ、自作スキルも高く、数値重視なので結果をフィードバックして改善するなど、読みごたえもあり参考になります。しかし、「で、結果どうなったの?」と思って読んでいくとそこが書いてないか、あれ?と思うほど少しだけだったりします。まさにズッコケ現象。

たとえば、料理の記事で「今回は、食材、調味料、調理法にこんな工夫をしてみました」という話だったとします。「その結果、こんな食感で、こんな味になり、美味しかった」というのが普通の展開だと思います。それが、「少ししょっぱくなりました。おしまい」みたいな記事だと、美味しい料理をしようとか食べたいとかいう人が読んでも「何それ?」となるのと同様だと思います。

それでも、「自分ではわからない、もしくはわからない要素もあるので、各自で追試するなり計測値向上の参考にして欲しい」という考えの方はまだ情状酌量(?)の余地があると思うのですが、「計測値向上イコール音質向上」という考えの方もまれにいらっしゃって、始末に負えなく感じます。

2)聴感優先派

どちらかというと、百十番も文系なので、こちらに属するかもしれません。測定値も重要と頭では理解しつつ、聴いてよいと、それでおしまいと安易に片付けてしてしまいがちです。それは実はよくないパターンで、正しい聴覚優先派は、ちゃんと計測や計算も行ったうえで、たとえ数値が悪くなろうとも「計測スペックが全てではない」「耳は測定器を上回る場合もある」という信念のもとに、耳を優先します。ガレージメーカーなど、最近は機器メーカーの開発者が、開発過程を情報発信する例も増えていますが、こうした信念に基づく数値と耳の兼ね合いを重視するメーカーの製品には好感が持てます。

3)ミックス派

まず、測定値を改善することを優先しつつも、最後は耳で判断するタイプです。2)の正しいタイプに似ていますが、「耳を優先する」ということを明確にしているわけではないタイプです。改善、フィードバックする際に、数値を悪くしてまでの変更はやらず、別の工夫に進むタイプ。潔癖症に近いタイプです。エンジニアの世界では普通なのかもしれません。2)よりも科学信仰が強いタイプだと感じます。

オーディオは特に、科学的に解明されていないか、定説になっていないか、特定の人や組織のみに依存するノウハウや特許として公開されていない要素が多いと思います。

よって、理論的には、ミックス派の作ったものは良いとなるのですが、現実には、2)のタイプの方が聴いてみて上だと思うことが多いように経験的に理解しています。オーディオ機器は、工業製品としての側面以外にも、工芸品、芸術作品的な要素を含むためだと思います。

 

私の最近のオーディオ活動

偉そうに、本質論を展開したりしましたが、普段は地道な努力(趣味なので遊び、楽しみ)をしています。参考までに最近の活動を報告しますと。。

今日(初回記事執筆時の2020.3月17日)は他に、YouTubeのチャンネルメンテナンスに追われて、そのアイキャッチ用に、6BQ5ppの写真の背景の切り抜きを手動(自動ツールがあるのですが有料なので)でやったりしました。

自作6BQ5pp

最近、出力管にNEC製のビンテージ管を入手して、なかなか調子良いです。
NECは、そもそもWE(ウエスタンエレクトリック)の日本法人として誕生したそうですね。

また、上のグループでも、真空管は70年代後期製が現行管(ロシア、中国など)に比べても最も品質が高く、信頼性が高いという意見で一致しました。特にMT管(写真のような小型管)はそうだと思います。ただし、音質の話ではなく性能の話で、音となると、さらに古い古典管や300Bに代表される大型直熱管が良いという評判が多いと思います。

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